作業現場における作業計画書の承認・共有プロセスにおいて、手作業による確認や書類配布にかかっていた時間的ロスを、RPA(UiPath)を活用した自動化により解消した事例をご紹介します。

課題

作業現場イメージ

大手プラント会社の作業現場では、作業開始前に「作業計画書」の承認が必要であり、承認済であることを確認して初めて現場作業に着手できる運用となっていました。しかし、承認状況の確認が手作業で行われていたため、以下のような課題が発生していました。

・確認に時間を要する:現場が承認状況を毎回管理側へ確認する手間が発生。

・情報共有の遅れ:管理側の承認済の報告が遅れ、現場との情報にズレが。

・開始時期が不明確:現場は作業開始のタイミングが分からない状態が続く。

・手待ち工数が増加:現場が作業を始められず、待機時間により生産性低下。

よって、承認状況の見える化と即時共有が可能な体制への転換が急務でした。

解決策(導入内容)

UiPath

承認済の作業計画書と承認証を自動でマージし、現場担当者用の共有フォルダに配置、さらにメールで通知する仕組みをUiPathで構築。
これにより、承認確認から現場共有までのプロセスをすべて自動化し、業務のスピードと正確性を向上させることに成功しました。

プロセスを自動化することで、業務の属人化を防ぎながら、確実かつ迅速な情報伝達が実現!

導入前後の変化(効果)

項目導入前(手動)導入後(自動)
1.承認確認手作業で確認自動確認&格納
2.書類マージ作業手作業で編集自動で統合
3.格納手作業でフォルダ作成&格納自動でフォルダ作成&格納
4.メール連絡担当者が送信自動メール送信
5.現場対応遅れが発生即時対応が可能